「おめでと!」展


 

新入生入学、進級の時期に合わせて、ギャラリー内に桜を模したオブジェを作成。ギャラリーの入口からは、大木を表す壁画が見え、1歩踏み込むと鮮やかな赤やピンク、黄色、白、紫などの花が飾られている。また、スマフォアプリのInstagram、Twitterなどの投稿で、美術を感じてもらえるよう#〇〇 #おめでとう というタグを作成し、学生たちの関心を集めた。その際に、#ホールギャラリー というタグも作成し、写真にタグをつけて投稿すると、ギャラリーに展示するというスマホ世代に馴染みがあり、楽しめるスペースとしてInstagram、Twitterのタイムラインを外面に作成。学生から学生へと広まり、徐々に投稿の数も増え、最終的には壁一面に学生たちの写真が展示された。

身近なSNSを使用し、毎日変化するギャラリーに学生たちも楽しみながら参加していたように感じた。

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「貝殻は海をはかる」展

私たちの日常は小さなできごとの積み重ねによって継続している。それは目的地を目指し歩みを進めるのと同じように目の前の一歩を踏み出し続ける以外の方法はない。ここに集まる作家はまさにその小さな行為の積み重ねによって創作活動を行っている、松田は米や毛髪、糸くずなどを一つひとつ再構成し人々の「日常」という認識に働きかける造形表現を行なう。橋本は土地や空間、文化の細部を拾い上げインスタレーションや絵画といった技法でそれらを描き浮かび上がらせる。池田は様々な物質そのものを切り取り見ていることへの疑問を問い直す映像を制作している。本展覧会はそれらの小さな貝殻が鑑賞者という海流に運ばれ様々な解釈を生み出し、内なる海を拡大しようとする試みである。ここ八戸の港から放たれる貝殻に秘められた内海をぜひご覧ください。

会期:201年2月17日(金) 〜 3月10日(金)

開場時間 : 9:00 ~16:00

休廊日:土曜、日曜、祝日

※チラシデータをダウンロード

出品作家

橋本 直明 Naoaki Hashimoto

1982年三重県生まれ。2009年東京造形大学造形研究科修了、2011年groove△結成、2016年 FEEL KYOTO 2016「京都で小須戸」滞在制作、「大和デパート記憶と希望 」新潟、「美術と町巡り浦和」埼玉、2015年 「中之条ビエンナーレ」群馬、「Three pieces」京都、などの展覧会へ参加。土地、人との関係を重視しつつ、ミニマルな絵画に落とし込む作業としてインス

No.1 パチンコチャンス 2014

タレーション、 絵画へという制作を展開。

 

 

 

 

 

松田 直樹 Naoki Matsuda

1983年埼玉県生まれ。2009年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了、。主な個展に2008年「10days セレクション‐予兆のかたち10‐」INAXギャラリー2、2013年 「Clothing/Crossing」Attic Gallery(台北)、など。2013年、台北国際芸術村、2016年、BankART BERLINにて滞在制作を行う。主に米粒などの有機物を用いて、時間のかかる作業でありながら出来たも

Tbleware 2016

のは時間と共に変化するインスタレーションを制作。「生」とは何かを問うことを意図しています。

 

 

 

 

池田拓馬 Takuma Ikeda

1983年神奈川県生まれ。2009年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了、 主な個展に2015年「つかみえぬ空虚な実体/触覚」タカシソメミヤギャラリー、2016年 「けされる絵/描かれるじかん」八戸ポータルミュージアム はっち、など。「取手アートプロジェクト2006」茨城、「群馬青年ビエンナーレ」2012、2015入選、などの展覧会へ参加。液晶モニターやプロジェク

重たいじかん 2016

ターなどの映像機器を用い実体のない空虚な触感そのものに触れるような視覚表現を行う。

 

 

 

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開催の様子

 

「106人のお誕生日会」展

 

折染め技法で作った色紙からフラッグを制作する演習課題。

幼児保育学科1年生106名が作ったフラッグを一同に展示したことから106人の誕生日会がいっせいに行われたような空間が広がった。誰にでも誕生日があるという当たり前のことが感じられた展覧会になった。

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「みんなのこころ」展

「まぜ色で“心”を描こう」

画用紙にクレヨンで円を描き、その中をすき間がなくなるまで塗りつぶす。その際に画面上で混色し様々な色をつくるよう促す。

できあがった色や形から想像を膨らませ、今の自分の心を反映させたタイトル「気持ち」を付け加える。目には見えない「心」が絵画表現によって可視化されることを感じ体感する演習課題。

展示された色とりどりの作品は、学生たちの口に出さない想いが「吹き出し」のように白い壁に浮かんでいるようだった。 “「みんなのこころ」展” の続きを読む

ねーみんぐしてみ展

「ねーみんぐしてみ展」八戸学院短期大学 ギャラリー オープニング特別企画

ギャラリーの名称と活用方法のアイデアをみんなで壁に描こう!

会期:2016 .4.5(火) 〜 4.28(木)

八戸学院短期大学の学生ホール(旧学食)に突然現れたホワイトキューブ、そのギャラリーの名称を学生や教員、来場者に募集した。応募総数112の中から「無限の軌跡」と題した案を採用。八戸学院短期大学の「H」、学院のシンボルでもある「∞」(無限)の意味、さらに「軌跡」を表す「Locus」の「L」から「H∞L」とした。

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