宮本一行 Active Soundmark

この度H∞L Gallery では宮本一行による個展「Active Soundmark」を開催いたします。

宮本は音を通じ、身体や空間、体験そのものを捉え直し、パフォーマンスや空間表現として提示するアーティストです。私たちは生活する中で様々な音に囲まれ生活し、空間を認識しています。普段であれば見過ごされがちなそんな音を再構成し鑑賞者に新鮮で新しい体験をアートとして表現します。本展覧会では、八戸学院大学短期大学部幼児保育学科の学生たちと一緒に、学科棟を探索・収集した音で構成したサウンド・インスタレーション作品を制作します。「棟内の様々な「モノ」に触れることによって生まれたこれらの音たちは、人間と建築が共に作り出した能動的な環境音(Active Environmental Sound)と捉えることができる。」と宮本は言います。その収集した音たちはH∞L Gallery を共鳴装置とすることで、「音のランドマーク」となります。短大の中に響く様々な音をサウンドアートとして再現した本展をぜひこの機会にご覧ください。

作品一般公開
2024年10月7日(月) ~ 11月8日(金) 土日祝日休館
時間:10:00〜17:00 入場無料
会場:H∞L Gallery (八戸学院大学短期大学部 幼児保育学科棟内) 青森県八戸市美保野13-384
入場無料
休館日に観覧ご希望の場合はご連絡いただければ開場いたします。
Mail:t-ikeda@jc.hachinohe-u.ac.jp

ワークショップ
「校舎の音のタカラさがし」
日時:10 月4 日( 金)12:50~14:20 14:30~16:00

皆さんが大学生活を送っている幼児保育学科棟には、
どのような「音」がありますか?すぐに思い出せる音
もあるかもしれませんが、身の回りには無意識に聞き
流している音が意外とたくさん存在しています。今回
のワークショップでは、棟内で様々な「アクション」
を起こしながら、普段聞き流している身近な音を一緒
に探索します。そして、「どんな音だったのか」をみん
なで振り返りながら、学科棟の魅力を示す一つの大き
なサウンドマップを作成してみます。

アーティスト紹介
宮本一行 MIYAMOTO Kazuyuki –
主な個展に「雪面の歩行」(ビヨンポイント、秋田、2023 年)、「接触の形跡」(ブルーホール、秋田、2020 年)など。また「ALTERNATIVE KYOTO 2021」(松花堂庭園・美術館、京都)、「~The Narrative of the Shore~」(CASE SpaceRevolution、バンコク、2019 年)、「イミグレーション・ミュージアム・東京」(音まち千住の縁、2013 ー2016 年)、「Sounds of Weather」(東京・メルボルン、2011 ー2012 年)などの国内外のプロジェクトに参加。そのほか、建築家・美術家・音楽家との共同プロジェクトに多数取り組んでいる。


秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ「moi moi-même」

この度H∞L Galleryでは秋田公立美術大学 粘菌研究クラブによる「moi moi-même」を開催いたします。

作品一般公開
2023年11月10日(金)〜11月24日(金) 土日祝日休館
時間:10:00〜17:00 入場無料
会場:H∞L Gallery (八戸学院大学短期大学部 幼児保育学科棟内) 青森県八戸市美保野13-384
入場無料
休館日に観覧ご希望の場合はご連絡いただければ開場いたします。
Mail:t-ikeda@jc.hachinohe-u.ac.jp

ワークショップ
2023年11月10日(金)12:50~
「うごめけ!マステで粘菌ワークショップ」

本ワークショップでは、みんなで黄色のマスキングテープをただひたすら白い壁に貼っていきます。
子どもたちはシールを貼ることが大好きです。それは、ペタッと貼る時の手指の感触と、自分がここにいるという小さな存在証明にもつながる行為が、彼ら彼女らを心地よく刺激するからでしょう。今回、この「貼る」という触感を大事にしながら、柔らかく有機的な形を作っていきます。その際、変幻自在に形を変え広がり続ける粘菌(変形菌)の動態と形態はとても参考になります(粘菌については当日簡単なレクチャーを行います)。このワークショップは複数人で同時に実施するのがポイントです。他の人が貼ったマステをつなげるように、そしてそれを痕跡として意識しながら、脈を作るように貼っていってください。それぞれの無意識が共鳴し合い、粘菌のようにうごめき、渦巻くような形がそこに現れるはずです。

講師紹介
唐澤太輔
秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻ならびに大学院複合芸術研究科准教授。
粘菌(変形菌、真正粘菌)という動物、植物、菌類どれにも所属しない不思議な生物を採集・観察し、新しい表現の方法を模索する「粘菌研究クラブ」を主宰し、常に遊び心を持ちながらも真剣に、粘菌の魅力と可能性を、アートを通じて発信する活動を試みている。

秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ
The Research Club for Slime Mould, Akita University of Art

2022年発足、秋田公立美術大学の学生、助手、教員の有志で作られたグループです。自然豊かな秋田を拠点としながら、粘菌(変形菌、真正粘菌)という動物、植物、菌類どれにも所属しない不思議な生物を採集・観察し、新しい表現の方法を模索しています。私たちは、常に遊び心を持ちながらも真剣に、粘菌の魅力と可能性を、アートを通じて発信することを目指しています。作品では、しばしば毛糸や勘脂粘土など、触れて気持ちのいい素材を使用しています。